テヌウェクで2回目の日曜日。とにかく寒いので、マサイブランケット持参でないと冷えてしまう。1枚は手持ちにしていたので日本でも重宝したけれども、これが手元にあって本当に助かる。普通マサイブランケットと言えば、朱色、深紅といった鮮やかな赤が多い。遠くから良く見えるのでそのためかと思っていたら、戦いでケガをしても相手に傷の深さを悟らせないための工夫、と聞いたことがある。今使っているのは、今年引退されたW宣教師夫妻から頂いた、深い紫系の珍しいもの。「日本の教会ではあまり派手なのは駄目かと思って」と、タンザニア方面のマサイ族の方々が使っているというその色をわざわざ選んで、ある年のクリスマスに贈って下さった。 出国前に荷造りした時に、日本で冬を越すときに購入した使い捨てカイロの残りを船便で送る荷物の中に入れ、発火はしないだろうけど袋が破けたら発熱はするだろうから、最近厳しい基準にどうかなーと思っていたら、やっぱりチェックされた。ただ、幸いだったのは、同じ使い捨てカイロでも送って良い会社の製品と送れない会社の製品のリストがあって、送って良い方の会社の製品だった事。また、会社の名前なんて詳しく覚えていなかったが、郵便局で最後の封をするために、ガムテープやハサミの入れ物として丁度良い大きさだったので持参していたのがカイロの空き箱だったので、確信をもってどこの製品か言えた事。当日手伝って下さったMさんが「感謝ですねー」と。まったくもってその通り。アフリカだから要らないかと思われがちだし、確かに雪も降らないし氷も張らないが、かなり底冷えする時があるので、手元にあると重宝する。昨年の例があるので、いつこちらに着くかはわからないけれど。 写真は、家の近所に飛来するシギのようなサギのような鳥。青光りするきれいな羽をしていて、2羽で行動している時が多いが、撮ろうとすると特徴のつかめない角度に移動されてしまう。「シマウマを撮ろうとすると後ろを向かれてしまうの法則」というのを聞いたことがあって、そう思って意識しているとかなりの確率でそうなるが、これもその類か。そのうちちゃんとしたのが撮れたらまたアップしようと思います。
心臓外科の手術で使う氷用に、我が家では水フィルター二つを稼働している。術野に直接触れるわけではないが、心肺装置の輸液を急速に冷やすために氷が必要なため。水道水だと濁りの強い時があるので、冷水を循環させるためのポンプのフィルターを出来るだけ長持ちさせるために、家から出来るだけ透明な水を運んで、それで氷を作るようにしている。今回の帰国中に見学させて頂いた病院では、もう氷のいらない機械を使っていた。ずっと昔はその病院も氷を使っていたけれど。ただ、最近水フォイルタータンクの一つの方が蛇口の元から漏れるようになり、新しいフィルターの「石の味」を取るために水は通しているものの、ちゃんと使えないで困っている。営繕のRさんに相談した所、ボランティアが泊まる棟を担当しているGさんの所に在庫があるかもしれないと聞いて、問い合わせをしたところ。待っている間のつなぎとして、日本のある先生から子供たちのおもちゃ用に頂いた、おゆまるとかいう科学粘土でふさいでみる。貼り付ける技術の問題も大いにあると思うが、だいぶ漏れの量は減ったものの、完全にはふさげなかった。勤務に復帰して心臓外科に関わるようになる前になんとか手に入ると良いのだが。
昨日の夜はご主人が眼科医のR家に夕食に招かれた。写真を撮り損ねたが、お手製のチキンカレーとサラダ、野菜炒め。ご飯の他にチャパティもあった。デザートは息子さんが作ったラズベリーのシャーベット。男の子3人なのだが、それぞれ料理に興味があるようで、前もってコーヒーなど頼むと、手をかけてチェーン店で出てくるようなフレーバー入りのを作ってくれたりする。ラズベリーは、アメリカで買うよりもこちらで買う方がかなり高くつくそうなのだが、先日ナイロビのスーパーマーケットで、かなり新鮮なパック入りを大量に置いていたのを見かけたので、そこからの仕入れかもしれない。
彼らは日本料理も大好きで、巻きずしを作ったときは喜んで食べてくれる。数年前、在宅で授業を受けている子供たちの特別授業というか、異文化体験として頼まれて、宣教師の子供たちと巻きずしを作った事がある。寿司飯や巻く材料の準備はあらかじめしてしまい、たぶん卵焼きだけちょっと大きい子供たちに体験してもらったと思う。持ち寄り会などで卵焼きを出すと、「これ何?」「どうやって作るの?」「何でこうなるの?」と興味津々で質問されることが多いので。最近卵はこの周辺でも安定して手に入るようになってきているので、簡単なのにこれだけ受けるとはお得な料理である。巻きずしも「どうなってるの?」とよく質問される一つだが、「結構簡単」という印象を子供たちは持ってくれたようだった。ただ、お母さんの中には、具材を色々揃えて仕込まないといけないので「大変なのね」と思われた方もいたようだ。
子供たちのことゆえ、テーブルに散らばったご飯粒と床に散らばったご飯粒が同量位で、石の床で掃除しやすくて良かった、と思ったのを覚えている。子供たちは元気に裸足の事が多いのだが、お湯で絞ったタオルを用意して、外に出る前に足もきれいにしてもらったという記憶もある。
昨夜も、「巻きずし作る予定ある?」と聞かれ、「日本で頂いた全形海苔をSAL便で送ったから、それが着いたらたぶん…」と返事した。
写真はアボカド2個分。「アボカド」で通じるのだが、スワヒリ語でparachichi(パラチーチー)、複数形がmaparachichi(マパラチーチー)と教わった。日本で手軽に手に入るような野菜が手に入りにくいことがある反面、日本では高価な物が地元で安く手に入ることがあるのは外国ならでは。今回は、結構大きくてよく熟したアボカド2個が40シリング。100円が100シリングから80シリングの間位で変動しているから、一番簡単に計算して約40円というところ。100円が80シリングになってしまう場合でも50円。つまり1個20円から25円。小さい物だと更に半額位。日本の教会で女性の方々などに物価の質問をされてそんな話をすると、驚かれることが多い。アメリカでもアボカドは高価だそうで、こちらのゲストにお出しすると、(安くて手に入りやすく、しかも調理らしい調理もしないでよいことが多いのに)喜ばれることが多い、色々な意味でお得な野菜。バナナやリンゴのように変色してしまうので、日本で頂いたレモン塩を多めに振って色止めしておく。今までは塩を振ったり、レモン汁や酢をかけたりしていた。
授業も7日目。今日はHave、持つという動詞の変化で一回分の授業になってしまう。他の動詞と比べてちょっと変わった変化をする上に、時制でも変化していくため。 まず、M/Wa クラスと呼ばれる人や動物が「持つ」場合、の一人称、二人称、三人称の単数と複数形。次にM/Miクラスの名詞、例えば木が実を「持つ」場合の単数形と複数形、その次がKi/Viクラスの名詞の場合、と続いていく。結局現在形だけで時間切れ。もっとも一度に全部やると私が混乱してしまうという配慮もあり、半端な時間は別の内容に充てたりということもある。
「辞書で、引くと名詞の横にこれは何々クラス、と書いてある辞書とか無いのですか?または一覧表とか」と聞いてみるが、そういうものはまだないようなので、授業中に出来るだけ聞いてメモしていくしかない。以前、スワヒリ語独自の文字を作って表現しようという動きがあったが、時既に遅しで実現に至らなかった、という話を授業中に聞いたことがある。それも大切かもしれないが、誰か初心者に優しい、ボリュームのある辞書を作ってくれないかと思う。改めて、日本語―英語の辞書をちゃんと作って下さった方々に感謝の念が沸いてくる。
写真はケニアの新札を旧札と一緒に。500, 1000シリングもあるのだが、手に入らなくて撮れていない。いずれそのうち。赴任したての頃、古い5シリングの方が10シリングより厚みがあって大きかったり、1シリングも古いタイプのはやや薄いけれど大きいのがあったり、それより新しいのは小さいけれど金色のと銀色のとがあったり、どっちの方が貨幣価値があるのかぱっと見ではわからなくて、買い物の時によくまごまごしていた。日本でも来日したての人がレジでまごまごしているのをみると、慣れないとそうなるんだな、と分かる気がした。やっと慣れたような気がしていたのに。新札を覚えるまでまた少し時間がかかりそう。
そういえば、数年前に再赴任した時、「1シリング硬貨はもう使わない事になった」と聞いて驚いた。それでもナイロビでは使う場面がちょこちょこあって、代用としてレジで飴玉を貰ったりするよりはずっと良いので、テヌウェク周辺で「もう要らない」という人と両替しながらそこそこ保管していたが、今回ナイロビで買い物した感じでは、普通に流通している感じがした。最近昨年頃が製造年の新しい1シリング硬貨を見かけ、方針が変わったのか疑問に思っている所。そのうちナイロビの人に聞いてみようと思う。
昨日に続き、今度は「持つ」の過去形、過去完了形、未来形を学ぶ。一区切りついた所で話題を変えて、動物、虫、鳥類の語彙。ライオンキングのおかげとも言えないが、ゲストの方と動物を見に行った時の耳学問のおかげか、昨年スマホの無料アプリで少し勉強したこともあって、今までで一番もともとの語彙が豊富だったんではないかと思った。まだ記憶力がずっと良かったはずの子供の時、ドクターホワイトのお話の小さい本があって、時々読んでいたのも実はかなり影響しているかもしれない。今にして思うと、登場する動物たちの名前が結構スワヒリ語そのままだったようだ。アフリカの診療所で医療宣教師をしているホワイト先生が、ある時は患者さんと直接かかわりながら、またある時はいつも診療所を覗きに来る少年に動物の出てくるたとえ話を患者さんたちの状況と合わせて語りながら、でも時々たとえ話の動物と現実に近所にいる動物の境界があいまいな感じの時があって、魅力的な不思議な本だった。魂に触れるような深い話の時もあり、身につまされる部分が読みづらい気がする時もあったけれど、何度も繰り返して読んだ。ブルンディ辺りの先生だったようなのだが、本当にホワイト先生だったのか、それとも白人だから仮にホワイト先生にしておいたのか、どなたが訳して下さってどこの出版社からだったのか、よく分からないのが残念。
写真は砂糖、次にカスターシュガー、アイシングシュガー(粉砂糖)、ブラウンシュガーのお砂糖シリーズ。有り合わせの入れ物に入っているので見づらい点はお許しを。 ここで普通に「砂糖下さい」と言って買えるのは、最初の写真の茶色っぽいややザラメっぽい砂糖。日本の上白糖のような砂糖をここで見かけたことはない。水分を含んでいる分なのか、日本のレシピで計量するとどうしても重い仕上がりになる様なのだが、どの程度足せばいいのか減らせばいいのか、まだよく分からない。溶け残りも起こりやすいので要注意。 次のカスターシュガーは、辞書でも似たような意味だったし見かけもそうなので、グラニュー糖と思ってよいと思う。最初の砂糖だと仕上がりがどうしても茶色になるので、お菓子用にわざわざ買ってそろえる人もいるが、私は普段買った事はない。今回はたまたま在庫整理のため置いて行って下さった方があったため撮影できた。 この辺の普通の人はケーキはめったに食べないし、「アメリカ人の作るデザートは砂糖っぽい」と言って敬遠する人も、ここぞという時、例えば結婚式とか、何かの記念式典の時には、ケーキを用意して、カラフルに色づけしたアイシングをたっぷりとかける。アイシングのために、粉砂糖に少量の水を混ぜる人、卵白を混ぜて乾かしてカチンコチンの仕上がりにする人、商品名なんだけれどもマーガリンの代名詞となっている「ブルーバンド」を混ぜてソフトな仕上がりにする人、マーガリンで黄色っぽくなるのが嫌でショートニングを混ぜてソフトな仕上がりにする人、と色々。この種類は、「明日使いたいんだけどケーキ作れる?」という飛び込みの依頼があったりするため、私も常備するようにしている。 最後のブラウンシュガーは、これが無いと、というレシピがあるらしく、アメリカ人の家庭では常備している所が多いようだが、私は普段買っていない。写真のは、在庫整理で置いて行って下さった方があったため。その方によると、最近は手に入りにくくなっているそうだ。日本の黒砂糖ほどではないが、色が黒くてしっとりとした感じの砂糖。 大きなスーパーマーケットに行くと、黒砂糖に近いかもしれないと思われる堅そうな大きな塊を売っていたり、いわゆるコーヒーシュガーのような高級そうなのとかも売ってはいるが、試したことはないのでよく分からない。
今週最後の授業という事で途切れがちになる集中力を維持しようとしながら、「私に」「あなたに」等を意味する言葉で、単語の途中に挿入する言葉を学ぶ。例によって、名詞のクラスがM/Miの場合、Ki/Viの場合、云々、と続いていく。残りの時間で職業に関する語彙を増やし、更に”Kipsigis Heritage”という本で文化について学ぶ。グループごとに自分たちの動物を決めているという項目があり、絵を見ながら「この動物はスワヒリ語で何と言いましたか?」という復習も。確かに、言葉を使うのに文化の理解は必要だった、と思い出すが、文化理解にはまだまだ道のりは長い。
写真は、ポリッジ(おかゆ)とか、ウジとか言われる濃い葛湯のような物。離乳食や病人食としても使われているようだし、写真で手前に写っているチャイ(甘い、鍋で煮込んだミルクティー)の代わりにこれを朝ご飯にする人も多い。ソルガムという穀物を引いた粉をお湯に投入し、砂糖で味付けたり、ジュースなどで少し酸味をつけたりして調理する。片栗粉入りの物と同じく、保温性があるので火傷に注意。
朝からボメットの町に行って銀行関係の手続き。今日はB宣教師も彼女の銀行の用事で同行。9時から開くという事で待つ間、玄関付近にいた人にキプシギ語で挨拶したら喜んでくれて、今の若い人たちに是非キプシギ語などで話しかけて、外国語の習得は可能なんだという事を勇気づけて欲しい、と言われた。スワヒリ語での会話の維持はまだ無理で、ほとんど英語を使いながら、日本の事一般など聞かれたり答えたりして数分会話しているうちに扉が開錠されたので付き合ってくれたお礼を言って握手して別れた。
計算上は残っているはずだった口座が維持費で残額ゼロになっていたので少額入金。次の銀行では、新しいATMカードを受け取るはずだったのだが、「土曜に」着く、ということらしく、どこかに電話して問い合わせたりしてくれたがまた月曜以降来てください、という事になる。古いカードを試せるようコンピューターで何やら手続きしてくれたが、ATMに行ったら、「申し訳ありません、只今点検中」と画面に表示が出ていたので、結局月曜以降に来ないと駄目という事。彼女の用事も終わって(というか彼女も、進展はあるが最終段階は「まだです」という事を確認できただけだったのだが)一路テヌウェクへ。
構内に入って、一番泥っぽいとこを無事抜けた、と思った後でタイヤが滑り、妙な角度で止まったまま動けなくなる。時間がかかりそうなのでB宣教師にはそこで降りていただき、坂道発進とか後輪に木をかませたりとか一通りやってみるが、朝の芝生が滑って動けない。そのままずり落ちないだけ良かったが。感謝な事に今日は晴天でそのまましばらく続きそうな感じだったので、2時間ほど待って地面が乾いてから再挑戦することにする。車の窓に表示でもするか、と思って下車した所へB宣教師やJ宣教師が様子を見に来てくれた。その計画で妥当でしょう、という事でそれでもだめだったら各方面に人手をお願いすることにして、コーヒーに誘ってくれたB宣教師の家へ。スワヒリ語の進展など話しながら、帰国準備中のT宣教師から届いたミニマフィンをご馳走になる。家に戻って2時間くらい数えてから再挑戦。無事脱出できたので、「脱出報告」をB宣教師などに携帯で報告。
今日の夜のゲストがキャンセルになったので、B宣教師がまた朝食に呼んで下さった。6年前にナクルで10年間宣教師をしていたご家族や、やっぱり5年くらい前に半年間家族で来られていた歯科医のご家族もおられて子供たちの成長にびっくり。食事中、自己紹介のほかに「最近教えられた事」「九死に一生を得た事」などホストのB宣教師から順番にお題が出て順繰りに話すことになり、色々興味深いエピソードを聞く。 礼拝はネヘミヤ書からで、どうしようもない過去を引きずり、壊滅的な状況の中から再建して下さる神様の事が語られた。招きに答えて、数人の方々が前に出てお祈りをしておられた。 午後5時からの宣教師の祈祷会の後、ようやくブログ更新の用意が出来て、というかもう着任月の6月最終日なので、今しないとまた3年書きそびれてしまう、と、とにかくアップしようとしたのだが。編集の所をクリックしたら「アクセス禁止」のサインが。現在社会のスピードからしたら、余りにも長すぎるブランクで、更新できなくなったのかも。とりあえず別の無料サイトを探して、「音ノート3.1」としてとにかくアップしておく。でも音声ファイルが載せられないので、苦肉の策として、載せたい写真と音声を編集して、静止画ビデオとしてアップ。将来的に、「画と音が合ってない」という意見が多数出そう。 写真は、前回の再赴任の時にJさんが家に置いておいてくれた花束とメモ。報告の帰国で1年くらい不在にして再赴任する時に、子供たちが玄関をデコレーションしてくれたり、こんな風に家の中を飾ったりしてくれて歓迎してくれるのは感謝。今回はテヌウェクに着くまでの日程が二転三転したが、冷蔵庫の中にJさんが、すぐ食べられるように色々ご飯を準備してくれていたのは前述の通り。
今日からスワヒリ語レッスンは午後1時から。前から申し込んでいた別のドクターが、午前の授業を希望しておられたため。なので、ここの昼食時間1時よりも早めに昼食をとっておこうと思った矢先に病院から電話。
「何、何?」と一抹の不安を覚えながら受話器を取ると、郵便局に行っていたスタッフからの伝言で、破損して届いた小包があるので今日中に受け取りに来て欲しいとの事。なぜこのタイミング?と思いながら、4時に授業が終わってから5時の閉局前に行くのと、今行って1時までに帰ってくるのとどっちがいいかしばし考える。1個だけ受け取るならぎりぎり間に合うのでは、とすぐ行くことにする。「出かけます携帯メール」を責任者の2宣教師に送ってボメットへ。
行ってみたら、箱は4つ。しかもシステムが替わっていて、差出人は?伝票の番号は?等々今まで聞かれなかった色々な事を聞かれ、それを一つ一つコンピューターに入力してからレシートが出てくる仕組み。コンピューターの反応もいちいちゆっくりなものだから、大幅に遅れてしまった。レシートもアルコール印刷?!のような薄―い青字で、何だかすぐ消えそう。つい、「手書きでレシートに記入してくれて、判子押してもらってた時の方が良かったような…」と言ってしまった。日本で出国前に発送した時も、初めてすごく細かく聞かれて、内容物を一つ一つ読み上げたり、合計額が20万円を超えないかなど聞かれた。国際的にセキュリティ問題に取り組まざるを得ない状況になっているんですね、お疲れ様、と言えれば良いのだけれど。一番の「難所」である平日の病院の正門前も無事に通過して戻って来られて感謝。
授業の後に中身をチェック。自分で送ったSAL便一箱とN教会からの食品等一箱は、今月からボランティアの方々の昼食当番や諸行事に付帯する持ち寄り会などがあるので間に合って感謝。麻薬問題やらテロ問題やらあるので、最近漏れなく一度開封されて箱がまた「通関でチェックしました」マークなどの付いたテープで封をされているのは仕方ないとして、チャーハンの素の小袋が開封されてテープで止めてあったのにはちょっとびっくり。どこが怪しいと思われたのだろうか。キンキラキンの小袋だったから、サプリか何かと勘違いされたのかもしれない。ずっと前に手術室宛の荷物の滅菌物が開封されていた時よりはショックが小さかったけれど。自動的に今日の夕食はチャーハンとなった。N教会からの包帯や空き容器等、M教会からの包帯や空き容器、さらし等、スタッフの喜ぶ顔が目に浮かぶ。明日朝一で届ける事にする。有難うございました!(校註;2019年8月14日小包を送って下さった方からメールがあり、チャーハンの小袋は、発送の際に重量調節のため開封、再封したものと判明。税関の方のせいではありませんでした。テープの材質が似ていたため誤解しました。申し訳ありません。)
スタッフの感謝の言葉をビデオに撮れたのでここに載せようかと思ったが、顔が入っているので、ここは不特定多数の方がご覧になるところでもあり、今年の報告ビデオに載せる事にする。うまく編集できると良いのだが。今回の小包はかなり良い状態で届いて、中身を数え終わったところで撮影スタンバイしていたのだが、撮り損ねて配布してしまったので、代わりにずっと前に届いた別の小包の写真を。船便の箱は特に大変な苦労(?)をして届くようで、これはまだ箱の形がとどめられているが、箱が大破してしまい、日本側、またはケニア側の郵便局の袋に入れて届けられることもある。無事に届いて感謝。
午前中に宿題をしたのだが案外時間がかかり、更に12時からS宣教師のご家族が昼食に招いて下さり、13時からのクラスに少しかかって16時にクラスが終わった頃には雨が降り出したので、今日は包帯等を病院に持って上がることが出来なかった。
ナイロビで買っておいて、昨日から解凍していたクリームチーズを使って、4日の持ち寄り会のデザートを作る。アメリカで、ホストファミリーのお嬢さんが、「ジャパニーズチーズケーキの作り方っていう動画があったんだけど・・・」と見せてくれて彼らのために作ったのが初めて。なぜジャパニーズなのかよく分からないが、ふわふわ系のチーズケーキ。ただ、ずっと置かれているオーブンの温度表示が消えてしまっていたのには参った。留守の1年の間に、誰かが庫内用の温度計を入れてくれたようなのだが、あまりあてにならない事が最近分かった。こんな事なら、どの辺が160度か位覚えておけば良かった。オーブンが古くて熱が漏れているのか、この辺?と思って合わせたガスのダイアルの場所が違っていたのか、高地のため、平地より違う設定が必要なのか、様子を見ながら徐々に温度をあげたりして、結局2.5倍くらいの時間がかかったし、上層部がちょっとカリカリ気味になってしまったようだが、とりあえず焦がさずかつ美味しく食べられそうな範囲で仕上がってほっとした。
ここでチーズケーキの写真を載せればいいのに、撮り損ねたので、代わりに前に撮ったストーニーと、エチオピア料理の白いインジャラ(酸っぱいクレープ)の写真を。普通にカナダドライのジンジャーエールもナイロビでは手に入るが、このストーニーは更に強い生姜ソーダ。味見をして咳き込んだ人を知っている。心なしか飲むと体もあったまるような気がする。寒い時は良く売れるらしく、補充が難しくなることが多い。コカ・コーラ製品なのだが、アメリカでは手に入らないらしく(日本でも見かけたことはない)、ボランティアのリピーターの人が、「これこれ、これをまた飲みたかったんだー」と嬉しそうに手に取ることがある。タンザニアでも売っていたが、味が少し違っていたのが面白かった。
宿題の大半を昨日のうちに終わらせたので、午前中に手術室、中央材料室、新生児室を回って、日本から届いた包帯や病理検査用の空き容器、歯ブラシ、さらしをそれぞれ届ける。報告ビデオの編集月でもあり、送って下さった日本の方々に、とビデオを向けると、すぐにコメントしてくれたのは流石。学校でスピーチの科目があるとかで、教会やいろんな集まりでも振られてすぐにまとまったコメントやスピーチを出来る人が多い。
早昼も無事に済ませて待っていたら、今日は先生が珍しく遅刻。聞くと、12時で終わるはずの前のクラス(別のドクターのための物)が延びて、そのまま来たという事だ。何もお腹に入れないのもなんなので、うちを手伝って下さるJさんが私用に作っておいてくれたウジと呼ばれるおかゆを温め直してもらい、私が昨日の宿題を読み上げる間、聞きながら摂ってもらう。一か所自分でも信じられないような間違いがあり、よく見ると字がよれている。昨日テーブルで寝落ち直前に書いたものらしい。予習復習再確認が必要だ。授業中でも、書いているのと違う事を口走ったり、口で言っているのと違う事を書いてしまったりが時々あるので、自分で信じられない、とあきれる事がたびたびあるのだけれども。
授業後、明日のデザートの追加でドーナツを揚げたり、堅めに茹でたジャガイモにドレッシングの素の粉とコーンスターチをまぶしたものを揚げたり。 昨日ブログの更新に制限がかかってしまい、質問メールを送っておいたのだが、もう返事が来ていて、しかも解決されていた。書き溜めた分をとりあえずアップしておく。感謝。
写真は先日載せたポリッジ(ウジ)の拡大写真が出てきたのでそれを。前期の時にブログに載せようと思って色々撮ったのが出てきたのでその中から。
昨日は宿題が出なかったので、午前中を今まで習った内容の整理に充てる。授業のノートは例文も何もかも書きこんでいてぐちゃぐちゃなので、今まで習った文法の範囲を別紙に整理したり、まだ書き写していない新しい単語を単語帳の小さい紙に書き込んだり。中途半端なところで終わってしまううう、と思ったところに少し遅れて先生が到着。学校から電話が来て、息子さんが病気なので迎えに来て欲しいと言われたとの事。勿論先に行ってもらい、待つ間になんとか主要部分をまとめられた。そして昨日の大間違いを発見。色々復習が遅れ気味で、残り物を引きずりながらとにかく進んでしまってこれでいいのかな、と思っていた今日この頃、少し頭を冷やして全体を見る時が与えられて良かった。ここで見つけられて良かった。先生が2時間遅れて到着してから、まずはその部分の訂正を確認してもらった。
アメリカ人宣教師が多いので、夕方からゲストも交えてアメリカの建国記念日を祝う持ち寄り会。献立はホットドッグとかコールスローとか、アメリカ人のあるあるを中心にしたもののよう。日本ならお正月と言われてお餅やおせちを考えるような感覚がアメリカの行事に関してはほとんどないが、献立を考える人がいてくれて、サインアップシートというものを回してくれる(最近はインターネット経由で)ので、その中で出来るものを選んで自分の名前を書き込み、空欄を埋めていく。別の機会でメキシコ料理がテーマだったことがあり、日本でもほとんど食べた事が無いので、グァコモラとかアヒージョとか知らない単語が並んでいて困ったことがあった。今日も国歌斉唱とか、この日に良く歌われる歌とかにはついていけないが、ホームスクールで歴史など学んでいる子供たちには大切な時だと思うので、料理方面等から参加。定期的にこういう集まりを持つことで、「行く人来る人」の紹介の機会にもなっている。
音は出だしが切れてしまったが、国歌斉唱していて一部ハーモニーがきれいだったので。途中笑いが入るのは、不謹慎と言うわけではなく、たぶん歌詞をうろ覚えの人がいたのか音が思ったより高かったのか、本人は真剣でも周りが笑ってしまいたくなるような子供でもいたのか、というところだと思う。写真はナイロビで買った、薄めて飲むレモネード。今回の割り当てで持参。最初薬っぽいかな?と思ったが、薄めた後は少し濁りもあって割合自然な感じだったので良かった。
チョゴリアという、ケニア国内の別のミッション病院で奉仕をしているR宣教師ご一家が、間もなく帰国という事もあり、数日滞在中。奥様だけを迎えて、女性中心のお茶会をJ宣教師が開いて下さったので、参加。なんというか「あるある」の話題を伺って、どこも大変なのだなあと思う。同時に彼女の物事をちゃんと整理する賜物が生かされているのだなあとも思う。お祈りの課題を聞いて下さったので、語学の研修の事と、その間時折襲ってくる現場に早く出ないと、というプレッシャーのために祈っていただければ、とお願いする。スタッフの方々はむしろ応援して下さっているのだが、それだけに余計心苦しかったり。看護学校の教師であるB宣教師が「これから学校の用事があるので」と退席されたきっかけをつかんで、「私の場合は生徒としてだけれども午後に授業を控えて居るので」と失礼する。
授業の後、昨日持ち寄り会の会場となった付近ではモデムがかなり快適に動く事が分かったので、初月無料特典が切れないうちに電話代金を追加しておこう、と「キパゲンゲハット」と呼ばれる屋根だけついたコンクリートの叩きの所へ。携帯電話またはモデムの値段はピンからキリまであるが、登録とSIMカードの購入は200円位で、後は自分でテレホンカードのようなものを買い、必要な分だけ通話料金またはデータ料金を入れれば良いので、使わなかった月はお金がかからないなど、日本よりも安く出来る。ただ、公衆電話のように、あらかじめ入金しておいた料金が切れたら通話も切れてしまうので、最近は毎月定額を支払ってかけ放題のようなサービスや、月末に後払いするサービスを選ぶことも出来る。 100シリング(およそ100円)分のカードを昨年多めに買っておいた。スクラッチカードになっていて、出てきた番号を所定の番号に送信すると、折り返し、「いくらいくら課金されました。現在の合計はいくらいくらで、何月何日まで有効です。」という携帯メールが返ってくる仕組み。ところが。カードには「2020年まで有効」となっているので大丈夫と思っていたが、どの番号を送っても「この番号はダメージを受けています」というメッセージが返ってくる。そのうち「この番号からのアクセスはブロックされます」みたいなメッセージが出てきたのでやめた。「どういうことですか?!」と携帯会社に問い合わせメールを送って今日は終了。
写真は、以前ナイロビで「アーノルドパーマー」というドリンクがメニューにあったので頼んでみたのを真似したもの。かの有名なプロゴルファーの方と関係があるのかどうかまだ調べていないが、レモンティーのティーとレモンの部分を濃度を利用してきれいに層にしてあったのを真似してみた。ゲストを迎える時に、こんなドリンクを用意してお迎えする余裕が出来るといいのだが。今日の音は長いです。お茶でも飲みながらゆっくり聞いて下さい。
再びB宣教師とボメットの町へ。ただ、2度寝してしまい、予定の時間に遅れてしまった事を彼女に詫びる。 彼女の方は無事用事が済んだとの事で良かった。こちらは最初の銀行の用事が済んでから、次の銀行でだいぶ待ったが新しいATMカードを受け取れて良かった、と思ったら。前回はカードと一緒に、暗証番号を透かし見防止の黒い加工をされた封筒が届いていて、一緒に渡された。今回はエコに配慮なのか、なにやらコンピューター操作をして、「今回ご本人のものとして登録された携帯電話に携帯メールで暗証番号が届きますので、届いたらATMで暗証番号の変更をして下さい」と言われた。ただし、届くのは「2,30分後から12時間後になります」とのこと。待ってもいられないのでとにかく帰宅。帰宅した所で携帯メール受信。「貴方の仮の暗証番号はxxxxです。24時間以内に変更してください」という内容なので、再びボメットへ。12時間後の変な時間でなくて良かったけれども。日曜に出かける事にならなくて良かったけれども。最近ちょこちょこ動かしているので、車の調子は良いようで感謝だけれども。銀行はもう閉まっていたが、ATMは今回はちゃんと使えて、暗証番号の変更も無事に終了。早速操作してみたら、「暗証番号が違います」とのメッセージ。「???」と数回試してみたが結果は同じ。カードを入れてからメニューが出るまでは今登録したばかりの暗証番号でちゃんと出来るのに。さっきの携帯メールの後半部分を読み返すと、「新規暗証番号をご登録後、24時間後に各所のATMで使用できるようになります。」とかなんとか。そんなあ。セキュリティーがしっかりしている、とここは喜ぶところ?と思いながら帰宅。もう一度またいつかボメットに行かないといけない。
写真は2回目の帰宅で駐車した途端にボンネットに飛び乗ってきた小鳥。この周辺では少なくとも20種類の野鳥が観測できるそうだが、どうも鳥には疎くて名前が分からない。この鳥のように尾羽でピコピコと地面をたたきながら歩き回る、黒白はっきりした鳥を前からよく見かけているが、これは別の種類なのかそれとも幼鳥なのか、それすらわからず申し訳ないです。今日は最初だけ動画です。献金の時の奏楽なので、全員に届くまで様子を見ながら延長しているため音が長めです。
6月は父の日もあって父親に焦点が当たっていたが、今月は宣教強調月間だとの事。司会のPさんが、小さい頃親戚の家にしばらく預けられて(共働きや単身赴任、家族の事情や健康等々の理由で、ケニアでは結構よくある話)いた時、帰りたくて帰りたくて、自力で帰ろうと頑張って遠距離を歩いた話を一部してくれた。まだまだ続きがあるそうだが、彼の言いたかったのは、家を遠く離れている宣教師の方々を覚えましょう、ということ。ケニア国内であっても、遠い他の地域に行くのは、部族も言葉も気候も習慣も違う外国へ行くようなものなので、「(国内)宣教師」と呼ばれている。この教会のグループは国外にも宣教師を派遣しているので。
今日は第一聖日なので、聖餐式も行われる。メッセージはマタイ26章から。人の手で作られたパンやブドウの液が用いられたことに焦点をあて、神様に救って頂いた人が心を込めて神様のためにする事共は、全て祝されて用いられるというメッセージ。給料のために仕事をするのとは別に、神様のために時を、技術を、用いませんか、と呼びかけがされ、また、その前に、ちゃんと神様を信じたい人はいませんか、とも呼びかけがされて、数人の人が前に出て祈っていた。
礼拝の最後に、7月4日から行方不明のE君の事がアナウンスされ、皆で心を合わせて祈る。彼は教会学校の生徒であり、両親とも病院のスタッフ。
写真はケニアの新札の続き、の予定だったが、これのアップデートまでに撮影できなかったので、鳥シリーズでこちらのカラス。昔読んだ「ニルスの不思議な旅」に、一か所白いところがあるカラス、というのが出てくる。他のカラスは日本と同じく真っ黒が「普通」という認識で読んでいたが、ケニアのこの近所のカラスは、首の所にV字に白が入っているのが「普通」のようで、何だかかっこいいなあ、といつも眺めてしまう。鳴き声はカアカアと同じような感じで、加えてこちらでも物まねの上手なのが時々いるようだ。改めて見ると思ったより撮れていなくてすみません。いつか接近出来た時にもうちょっとわけの分かる写真を撮りたいと思います。音は聖餐式からなので長めです。
今日からまたスワヒリ語の授業。授業直後は頭がパンクしそうな感じなので、そのまま復習することもあるのだが、クールダウンと称して全く別の事をしたり、違う言語(特に日本語)に一度どっぷりつかったりしてから復習に戻るようにしている今日この頃。学習曲線も上がったり下がったりを繰り返しながら徐々に内容が定着していくみたいなこともならったよね、と思いながら。 ただ、離れすぎてすっかり忘れてしまった?と焦りながら復習開始。今日はもう一人、別の宣教師の授業も入ったので13時15分から始める、と言われていて、いつもよりちょっと余裕はあるのだが。
先週、Jさんのお母さんの姉妹が亡くなったと聞いたが、ご葬儀が明日になったと聞く。明日はSotikに出てJさんのための社会保険の手続きをしようと思っていたが、明後日に変更して、明日Jさんはお休みにする。先週亡くなったことを聞いた時に、「今から数日休みが必要?」と聞いたが、まずは5日くらい使ってあちこちに連絡を行き届かせ、それから親族会議を開いて、ご葬儀のあれこれを決めるので、葬儀の日取りが決まってからの休みでよい、と言われた。近い親族ならば数日間の忌引きが適応できるのだが、親御さんの親戚という事で、四角四面に言えばちょっと遠い扱い。でも、こうした葬儀に出る事は色々大切なので出来るだけ時間をとってもらえるようにする。
授業後、今週は報告帰国するM宣教師ご夫妻のお別れ会があるので、テーマのパイを焼く。生地は週末仕込んだので、ナイロビからのレモン果汁を使ったフィリングを作ってから生地を焼く。例の、長年の使用中に擦れて昨年いない間に温度表示が消えてしまっていたオーブンで「この辺?」とどきどきしながらダイヤルを合わせてなんとか無事に焼けたようでほっとする。パイ生地が浮き上がらないように、専用の鉄の小さなボールや小豆などの豆類を入れて焼く、とレシピにはあるが、それらは持って無いので、今回、ひとまわり小さいパイ皿を中に入れて、昔韓国料理店で開店サービスか何かでもらった小型の土鍋の重い蓋を重しとして乗せて焼いてみた。上手くいったようなので、これからはこの方法で行こうと思う。
写真はカスタードアップル。この辺で特にたくさん採れるわけでもないのだが、ナイロビの八百屋さんではちょくちょく見かけ、どんな味なのか気になっていた所、たまたま手に入ってJさんから食べ方も教わって撮った数年前の写真が出てきたので。外はご覧の通り、割るか切るかすると、白っぽい果肉が房のようにくっつきあっているので、それを食べる。構造としてはザクロの房と種が大きい版、というところか。後にも先にもこの1回で、味も強烈に覚えている、というわけではないのだが、ほんのり甘くて、これも1度しか食べた事のないアケビのような優しい味だったように思う。
昨日の授業ではオープニングの会話がやや長引いた後、総括復習をしばらくしてから、「ちょっと切り替え」と称して顔の各部位(目、鼻、眉毛、など)の名前を習った。こんな風に、一つの文法を習った後、別の話題(とはいえ語彙を拡大する作業なのだからこれも大切なのだが)に飛んでくれる工夫は助かる。例えば現在形と過去形と過去完了形と未来形と習慣の表し方、それぞれの否定形を一回の授業で一気に習ったら、確実に混乱するだろう。
その後宿題として、「それぞれの部位に関連する動詞をあげよ」という課題が出された。少ない語彙と想像力で、自分でも「?」マークを付ける答えも含めて書いておいたが、その答え合わせから開始。 日本でも「頭切って」というと、「髪を切るんでしょ」という突っ込みが入ることがあるが、「髪を切る」のには今まで使っていた野菜や木を「切る」動詞は使えず、「剃る」という動詞をあてる、という基本的な内容だけでなく、色んな部位における意味合いの文化的な違い、みたいな話も聞けて良かった。例えば日本で「額」を寄せる、と言えば頭脳とか考えを持ち寄る、という意味になるが、そういう意味合いはここでの「額」という言葉に入っていない、とか、赤面する、という表現は無く、ではどこで感情を表現したり推し量ったりするのか、とか、「歌う」「言う」は唇で、「述べる」「説明する」は舌で、とか。頬に関する動詞を考えていた時に、「ほっぺを膨らませる」の「膨らませる」はどういう動詞なんだろう、と思って調べても分からなかったので質問したら、そもそもそういうことをして不満や怒りを表す表現方法がない、と言われたり。まつ毛に関する動詞を話していた時に、つけまつげやマスカラをするための表現はあったが、日本で一重や二重にするために糊付けしたり手術したりしている事を思い出して、「糊をつける」は?と聞くと、「そんなことしている人はいないからそのための表現もない」と言われた。神様に与えられたそのままで満足しているから、なんだそうだ。 頬と言えば、「頬をひっぱたく」、の表現が、「頬」が出てこない、「手のひらを打ち付ける」、という表現だったのも興味深かった。あ、日本でも「平手打ち」という表現があったか、と思い出したのは授業のずっと後。 都会ではしているから通じるけれど、地方では通じないとか、ケニアではこの動詞、タンザニアでは別の動詞、という内容もあった。 一通り終わってから今度は体の部位に関する語彙の学習。
休み時間の時に、明日、Jさんの社会保険手続きにSotikへ行くことを話して、「たぶん昼には帰れると思うけど・・・。」と言ったら、「大事をとって明日の授業は休み、もし11時前に戻れたら携帯で連絡して授業するか検討」ということになった。確かに。当日の時間の流れは読めないので。
写真は再び以前の写真から。ナイロビで手に入る地元キュウリのサイズをペンと一緒なら分かるかなと思って撮ったもの。
出る前に、昨年コンピューターで請求書を出してからオフィスに支払いに行く(ただし銀行で払い込んでその領収書を持って行かないといけないらしい)方法をオフィスの人に聞いたメモが出てきたので試してみる。確か去年はカウンターに入れてくれて、画面を見せながら親切に説明してくれたのだった。通信状態は良く、ホームページはきれいに出るのだが、次の画面に進もうとするとごめんなさいという表情の書類マークが出てくる。メッセージはないので、営業時間外だから出てこないのかその辺が分からない。
これで直に行く言い訳も裏付けできたし、と、とにかく行くことにする。予定より遅くなってごめんなさい、今から出ます、の携帯メールを送ってからJさんの家のそばへ。いつも素通りしてしまってなかなか覚えられないのだが、前方を走っていた車が極端に遅く走っていて、かつ微妙にカーブがあって抜きづらい地形が続いたため、沿道をゆっくりチェックでき、昨日教わった目印の小学校のサインを見つける事が出来た。この辺?と思ってとりあえず止めた次の学校のサインの先のカーブで、坂道を下りて来る人影があり、そちらにもう数メートル進める。Jさんだった。ちょうど来たところだそうで、待たせないで良かった。 これから行くNSSFの事務所で支払う件の打ち合わせをしてから、一路Sotikの町へ。前回も確かソーダと甘いものと塩分補給できるもの、を持参したなあと思いながら、先日買ったボトルのソーダを氷付きでドリンキングボトルに詰めたものと、氷無しで詰めたものを用意し、冷たいのと温かい(室温)のとどちらが良いか聞く。ガイドブックによると「冷たいのは体に悪いという考えがあり云々」という記述があって、ドライバーさんなどでも「Warm Soda(ウォームソーダ、温かいソーダ)」の方がいい、と言うことがあるのだが、Jさんは冷たい方が良いそうで、氷付きを渡す。甘い物として7月4日の残りのドーナツを冷凍保存していたもの(朝から自然解凍)と、しょっぱい物としてレモンチリ味のポテトチップス。日本では見かけないが、こちらでは人気の味。海岸地方は歴史柄、普通家庭でも香辛料のレパートリーが多いようだが、海岸から遠く離れた山の中のこちらの病院の周辺の人は辛い物が苦手な人も多い様子。しかし彼女は前回大丈夫だったので。スナックは、ビニール袋に入れてお咎めがあってもいけないので、どちらもタッパーに入れてある。パリパリとポテトチップス(クリスプス)の景気の良い音と、CDをかけると次々記憶してくれて、その後連続で長くかけられる車付きのBGMを聞きながらドライブ。
昨年6月からしばらく休止します、と書いた書類を作成したり、出来るだけの事はしていったつもりだったが、留守中に別の人との間で色々あって、罰金もありか、という事態な事が徐々に判明。良かったのは、オフィスの人が冷静で好意的だったこと。また、担当の人が変わったようだが、それでも事務所が昨年の書類など関係資料をきちんとファイルして保管しておいてくれたこと。パスポートに出入国のスタンプがあるので、ケニアに居なかった期間を証明できる事。今の担当の人が、Jさんの顔やその別の人の事を覚えていた事。結論として罰金は無く、最善の形で処理されて、もう一人の人が再入国する予定もあるので、その際にもう一度事務所に来て、留守中のあれこれをきちんとすればよいとなって感謝。 車に戻るともう11時半、クラスは無しかー、と思いながら運転し、それなら、とボメットに立ち寄って、今度の土曜と思っていたが、もう24時間以上経っているので、例のATMカードが新しい暗証番号で動くかどうか見てみる事にする。「現在使えません」の表示が出ていていたので後日再チャレンジとなる。 そこでJさんが、「もし買い物するとしたら砂糖を買い足しておいた方が」と提案。今度またいつナイロビに出られるかちょっと分からず、これからボランティアさんたちの昼食担当なども始めるので、そのほか小麦粉など基本的な物の買い足しもすることに。
最近はボメットにも「町のスーパー」位の規模で数件生活用品等種類充実のお店がある。その中でも比較的安いとかやや高めとかあるので、Jさんお勧めのチムチムという店に行くことにする。スタッフからも名前は聞いているが、いまいち場所がよく分からず、最近ボメットの中も一方通行の道が出来たりしているので、銀行の駐車場にいるうちにスマホで検索してみる。チムチムで検索したら3時間ドライブ、と出てしまったので、Jさんに聞き直して「キプチム」で再検索。51キロ先、とか24キロ先、とか色々出てきた最後の方に、400メートル先、というのがあってこれだ、とクリックすると、2分のドライブ、と出る。Jさんにも確認して私も知っている一方通行の道だったので無事に買い物できた。ナイロビとの距離等から交通費が加算されるのか、ボメットで買うと割高だったりするのだが、かなり良心的な値段だったので、基本的な物はまたここでお世話になってもいいかな、と思う。
家に戻って、キプチムの店で見つかった安いインスタントラーメンの2人分の調理をJさんに頼みつつ、荷物整理などしながらスワヒリ語の先生に授業休止の確認メールを送ろうと思っていたところに、先生からメール。もし既にテヌウェク構内にいるなら…と考え直して電話、自分でゆっくり復習したい気もするけれど、やっぱり他力の継続も大事か、と14時から授業をしてもらう事にする。 Jさんが作るのは初めてだといっていたが、ほとんど汁なしの仕上がりに「???」と思いつつも今日はその方が食べ易いので感謝して急いで終了、授業の準備。 顔の部位は色々こじつけの記憶方法やリズム等でだいぶ覚えてきたようだが、体に関する新しい単語は、明日休みかも、という油断もあってまだほとんど覚えられていない。更に、名詞のクラスによって様々変化する所有格との組み合わせ、というお題で授業前半は四苦八苦。例えば、私の頭、とか、私の手、とかいう為に、英語ならマイなんとか、ですむところを、手や足などの名詞プラス ワング、ヤング、ザング、などをつけて「私の何々」という表現になる。例えば髪の毛なら一本でUnywele yangu (ウニウェレ ヤング),沢山で Nywele zangu (ニウェレ ザング)、耳なら1つで Sikio langu (シキオ ラング), 複数でMasikio yangu (マシキオ ヤング)という具合。それでは「貴方の」ではどうでしょう、「彼の」「私たちの」「あなた方の」「彼らの」と色々やりながら、後半にかけてやや思考回路が速くなってきたような気もするが、とにかく練習して、「私の手」位な基本的な表現は丸ごと覚えてしまうといいのかも、とかすかな希望をもつ。
今日は授業終了直後に録音を聞き直し、遅れ気味の体の部位の暗記カードを作成。いくつか自分でもちょっと笑えるこじつけ記憶を思いついたので、何度か繰り返せれば覚えられるかも。
写真はここでチャイ(10時のお茶の時間や食後などによく飲まれるミルクティー)のお供や軽食としてよく食べられるマンダジという揚げパン。単数形はンダジだと聞いて今までそう紹介してきたが、今回のクラスで習った単数形はアンダジ。これも地域差のせいかもしれませんが、この場を借りて訂正します。ごめんなさい。日本の教会などで、味見用に一口サイズの物を時々作ったが、お店などで10シリング位で売っているのはこのサイズ。日本でも報道されていたようだが、2年くらい前からビニール袋の一般使用が禁止になったので、もうこういうスタイルでは買えなくなった。自分で容器を持っていくか、紙ナプキンでつまんでくれたのを持ち歩くか、紙袋(あれば)に入れてくれたのを持って帰るか。環境保護のためなのだが、ほんとに時間が無い作業中などにどろどろの手でつかんでも大丈夫だった頃の便利さに心が揺れたり。
朝からオーブンを温め始め、卵白5個を泡立てて(電気使用)メレンゲを作り、先日作って凍らせておいたレモンパイの上に乗せて焼く。今までで一番?というきれいな焼き目のついた仕上がりになり、粗熱をとった後、ふんわりホイルをかぶせておいたつもりだったが、夜になって会場で外したら4分の1くらいホイルにくっついてしまっていたのは残念。 今週末に一時帰国するM宣教師ご夫妻のため。さよならのグッドバイと語呂合わせでグッドーパイパーティーとなっていた。英語でもそういう駄洒落的な事はするらしい。特に奥様の方のイタリアンな背景を考えて、ナイロビで仕入れたレモン果汁もあるし、と時間のある時に焼いておいたレモンパイだったが、これも後でサインアップシートが回ってきて、「パイ」の所は既に埋まっていたのでがっかり。でもせっかく2皿焼いたので、他の人の邪魔にならなければ1皿だけでも、と担当の人に打診したらOKという事だったので、サインアップシートには冷たい飲み物の担当、と書き込み、パイも持っていくことになった。
今日は先生が遠方のご葬儀に出席されるので授業はなし。だからと言ってパイだけ焼いていたわけではなく、今までの書きなぐりのノートを見直したり授業の録音を聞いたりしながら色々な取りこぼしを拾っていったが、取りこぼしの多いこと。新しい単語カードも結局全部は作り切れなかった。 夕方からの送迎会では、皆が一通り食べた所で、M宣教師に関する色々な思い出話の中でも面白かったことを中心に出席者が発表したり、お二人がテヌウェク病院に来られたそもそものきっかけ、帰国して再赴任先はテヌウェク病院でなく、カボソンのクリニックになる予定なのだが、その経緯などを伺ったりした。テヌウェク病院から約40キロ離れたカボソンは、牧師先生(になるための)学校があって、日本からのT宣教師ご家族が教えていたこともあるが、その隣の土地にあるクリニック。系列の所とは言え、今よりかなり色々な面で不自由もある場所だが、一番下のお子さんが大学進学の年になり、日本だと空の巣症候群になる所、新たな冒険の章が開かれて感謝な面も、というお話もあった。
昨日のお休みを越え、再びスワヒリ語の先生を迎えて今度は体の内部の新しい単語。とはいっても、まずは日常会話レベルで使う範囲。外来語として、英語の発音や綴りそのまま、というのもあって反ってちょっとややこしかったり。 あんまり一つの話題ばかりでも煮詰まってしまうので、(実際、病院で使えそうな例文など色々出てきて、おお、と思っていたが、ちょっと待った、許容量を超え始めたー、と思ったのが顔に出たのかもしれない)後半は話題をちょっと変えて色に関する単語の学習となった。日本でも灰色というが、スワヒリ語でも「灰」を意味する言葉から派生した単語だったりして興味深い。
昨日送迎会をしたM宣教師ご夫妻は、明日出発の予定なので、今が一番忙しい時。声掛けしたり立ち寄ったりするのは迷惑になるか助けになるかと迷いつつ、「中途半端な開けかけの食材等々ありましたら全部引き取りますが如何でしょうか?一応5時ごろ寄ってみます」と携帯メールを送っておいた。 どのみち昨日撮ったビデオが必要だったら昨日帰ってからSDカードを空にしてコピーしたものを届けて、病院の名入れのボールペンを、もうすぐ高校卒業の卒業式がある、一番下のお子さんに持って行っていただけるか聞いてみようと思っていた。昨夜の思い出話の時に、最初にご一家がテヌウェク病院に来た時、彼は3歳だった、という話を聞いて、月日の経つ速さを思った。 さっと聞いてさっと帰ろう、と思って、でも念のため、地元製のかごも下げて行ってみたら、「丁度今携帯メール送ろうと思っていたー、助かるー!」との事でほっとした。冷蔵庫、棚、など、よく知らない食材は、最近のネット環境なら後でネットで調べたりも出来るし、古いか捨てようか云々の判断も適当にするので、と、あまり考えずにとにかく放り込んでもらう。以前私が帰国前の荷造りと家の整理で煮詰まっていた時に、確か彼女が、「最終段階になったら、大きな箱を用意して、とにかく放り込んじゃいなさい」とアドバイスしてくれたことの応用編。明日食べる物とか、途中お子さんの学校のあるところに寄って滞在する間に食べる物とかはすでに分けてあったので、「もうどうしようかと思っていたのよー、助かるー」と言ってもらえて、こちらも気持ちの上でも助かる―、またまだそろっていない食材や、買いたくても自分では買わないかなと思うような種類の豊富な食材が手に入って助かるー、と思いながら受け取る。かなりの量になったので、ナイロビにわざわざ出かけてこれだけの種類を集める事を考えたら、これではとても足りないけれど、と、もともと携帯メールでも伝えておいた支払いをしようとするが、助かるのでタダで良い、と言われる。その切羽詰まった気持ちもよく分かるし、あまりこんな話で時間をかけられるタイムリミットでもないのだが、思っていた3分の1の支払いで良いという事になる。
今週の授業が丁度終わったところなので、迷惑でなければ簡単な指示で出来る手伝い何かありますか、と聞いてみる。タイミングによっては手伝ってもらう案件を考えるのもストレスだったりするのでちょっとドキドキ。「ある!」ということだったので、とりあえず頂いた食材を家に運び、冷凍・冷蔵物だけしまってから、ハサミ・マジック・メモ紙・飲み物持参で「準備出来ました!」と声をかける。 待っていたのは、とりあえず分けてあった色々な飾り物をプラケースに収納すること。同じケニアとは言え、再赴任後の新しい土地で、見慣れた壁飾りや彫刻があったら嬉しいだろうなと思うと同時に、飾ろうと思って取り出したら欠けていた、とかだった時のショックを思い、ちょっと待て、これって責任重大?!ずぼらな私にこんなことを任せていいんですか?!と内心悲鳴。後は祈りながら周囲の有り合わせの素材を使って梱包・収納。何故この彫刻のキリンの耳はこんなに大きくて薄いんですか?何故このマサイの老人はよりによってつまようじみたいに細い杖を持っているんですかああ?と思いながらも、もう保護材が無い、と思うか思わないうちに「これも使っていいわよ」と補充されるのは感謝。着任早々と同様に、離任直前も料理しないで済むように、個人的にお別れも出来るように、今晩はC家がM宣教師方を夕食にご招待。私の分も十分あると言われたが、ちょうどのってきた所でもあり、時間が経過するとたぶん疲れが出て集中力が低下すると思われたので丁重にお断りしてしまう。出来た!と思ったところで、ケースの蓋がはめ込み式なのに気が付く。ここまで保護したものを無理に押し込んで「ペキッ」という音は聞きたくない。色々入れ替えても、針金細工のロウソク立ての一対がどうしても入らない。ついに降参してM宣教師に報告。「あなたの事だからほんとにいろいろ工夫したんでしょうね」と勿体無いお言葉。ロウソク立ては別の「すぐ開ける箱」に入ることになり、今晩の作業は終了。
明日の朝食はB宣教師の所でだそうなので、10時に台所集合、食器等に仕えそうな紙や保護材持参、という事になって帰宅。 頂いた食材の残りを収納、その中にちょっと期限過ぎのチリコンカンの缶詰と開けかけのクラッカーがあったので、遅い夕食にする。
写真はチャパティのデザートバージョン。粉砂糖をふったり、ここでよく見かけるレッドプラムのジャムを塗ったりするのが好き、という人がいたので撮らせてもらった。
冷蔵庫や冷凍庫が、昨日の頂き物で見違えるように小スペースになったので、ここまで貯めてきたレモンの皮やオレンジの皮を煮てしまおうと作業。
10時少し回った!と焦って到着したら、近所のケニア人の女性が、「不在みたい」と言いながら彼らを待っている。「たぶんどこかの家に招かれて朝食中なんだと思う」と言いながら、帰国中の様子など聞かれながら待つこと少しでM宣教師が帰宅。
ケニア人の彼女は心臓病の子供たちのサポートをするプロジェクトに関わっているので、関連の品を受け取って帰宅。こちらは台所に招き入れられ、「これが今日出発する人たちの家だと思う?」と聞かれるが、「去年私もそう思った!」と返事して作業開始。ほどなくC宣教師とお子さんたちも参加。「二人ともこんな状態なのに責めないでくれて助かるわー」と言われるが、明日は我が身。私の場合はつい1年前の我が身なので記憶も生々しく、本当に何も言えない。
「この棚もだったー」等々、本当に今日中に出られるの?というか、終わるの?という疑念が何度か持ち上がる中、無事終了。20パック入りの紅茶の箱にあと2パックだけ残っている、とか、色々微妙な食材やスナックなどと同時に、手術室で病理検査の送付用に仕えそうな空容器等有難く頂戴して帰宅。
頂き物や預かり物を収納して遅い昼食、と思ったらもう夕方だったので昼食兼夕食とする。日本からの食材で昨日漬け込んだものの、時間切れで断念したとり天と鳥から揚げを作る。週明けにベビーシャワーがあり、いわゆる贈物だけでなく、小さい上のお子さんとご主人もいる家庭のために、簡単に用意できる食材も持ち寄る、という計画があるため。日本のレトルトカレーも持っていく予定。
今日の写真は蚊取り線香。お見苦しい写真ですみません。1995年に初めてケニアを訪れた時だったか、車窓越しに、除虫菊の咲いた真っ白な畑を見た記憶がある。日本の良く聞くブランドの名前を冠したものも売っているが、折角だから、と、ちょっと安いこともあり地元のを買うと、良し悪しの差が結構ある。まず、表面がぼそぼそで互いにくっつきあってしまっているので、剥がすときにあちこちで折れてしまったりする。一番困るのは、ついた、と思って安心して仕事を始めるといやに蚊が多いので確認すると途中で消えてしまっていること。ひどい時は1センチもいかないうちに消えてしまうのでまた火をつける、すぐ消える、またつける、を延々と繰り返す羽目になる時。そういうのは火をつけるのもなかなかつかないので、ロウソクにまず火をつけてからじっくり火をつけるのだが、コントのように、ついたよね、まだついているよね、と確認してからろうそくの火を消すと、待っていたように蚊取り線香の方も消えてしまう。マッチの節約のためにロウソクにしたのに、結局またマッチを擦ってロウソクをつけて、と繰り返す羽目になる。同じ地元のでも、比較的表面が滑らかで密度もしっかりしていて、ちゃんと最初に付けた火が最後までもってくれるのもあり、妙に感動する。それにしても、一々そんなことを考えずに2つに分けて火をつけて、朝までもつのがあたりまえ、の日本の製品の基準てすごいんだなあ、と思ってしまう。
先週お祈りした行方不明のE君が無事見つかった事が報告され、みんなで感謝。「神様に感謝の拍手をしましょう」と、信徒で副牧師のM兄がみんなをリード。日本の一本締めを思い出すような拍手。リードする人によって3回だったり別の回数だったりする。(今日の音の前半は拍手の音)
今週も引き続き宣教強調月。今日はC宣教師のメッセージ。産婦人科医の奥様を壇上に招き、あるケニア人ご夫妻のエピソードを話して頂く所から始まった。結婚して14年目に初めて授かったお子さんが、妊娠の半ばで出血が始まったので超音波検査をしたところ、前置胎盤から出血している事が分かった。またお子さんの心拍が止まっている事も分かった。帝王切開が必要になることもあり、奥さんにこの悲しいニュースを説明した所、「子供と一緒でも私は神様を愛しています。子供と一緒でなくても私は神様を愛しています。」という返事。手術が開始されて亡くなったお子さんと胎盤を取り出すことが終わっても、出血が止まらない。あらゆる手を尽くしたが、出血を止めるため、子宮を摘出せざるを得なかった。さらに、大量出血している上に、彼女は出血を自分で止められない状態に陥ってしまい、このままでは命の危険がある。明け方5時頃だったが、緊急の要請に応えて、朝7時までに5人の看護学生が新鮮な血液を献血し、彼女は命を取り留めた。説明を受けたご主人は変わらずに奥さんを愛します、と言い、また既に会った赤ちゃんも、自分たちの最初の子供、また最後の子供として愛し、葬儀も出します、ということだった。ICUで3週間半過ごし、彼女は無事退院。お子さんの葬儀も執り行われた。しばらくして、C医師や緊急事態で共に尽力した他の医師らがお二人の所に招かれ、感謝を表す時が持たれた、とのこと。C先生も奥様のC医師も、その時贈られた、その地方独特の美しい民族衣装を着ておられた。お二人は今も仲睦まじく暮らしておられるとのこと。子供が持てなくなった時点で離縁されることの多い中、非常に珍しいことでもあるらしい。
聖書はマタイの福音書13章から、よく知られた種まきのたとえが開かれた。ただし、今日は種を蒔く側から。最初の種は岩の上、次は石ころだらけの土の薄い土地、次は茨だらけの土地、最後の種は良く耕された黒い土におちて、100倍、60倍、30倍の実を結びました、と子供の歌にもなっている。ここでC宣教師がみんなに質問。あなたが種まく人だったとして、実りの期待できない岩地や薄地や雑草のはびこる土地に、貴重な種が落ちたら、どうしますか?拾って、ちゃんとした畑に植え直すのでは?確かに、とうなづく。しかし、種まく人(神様)は、望み薄の所にも種を蒔いて下さった。C宣教師自身も客観的に望み薄だった所からクリスチャンになり、宣教師に導かれた、という話をして下さった。曾祖父にあたる方が昔中国におられ、数千の漢字も一所懸命学んで遂に流暢に操れるまでになり、2つの言語の懸け橋となる本を出版されたエピソードは初めて聞いた。今もその本は出版され続けているというから、とてもよく出来た本なのだろう。今も病院の各地で、色々な所で行われている神様由来の愛の行為、明け方の5時に起きて献血して命を救った学生たちのように、色々なエピソードを紹介しつつ、そのような人に私も変えていただきたい、という人はいませんか?と賛美と共に前に出て祈ることを勧められた。
写真は現地宿泊先前のポインセチア。以前鉢植えの物をナイロビから頂いて、植え替えていたのがその年のクリスマス前後は雨が乏しく、枯れて一度消滅してしまったもの。贈って下さった方々に申し訳ないと思っていたが、いつの間にかそこから「復活」して2階に届く位に成長。通るたびにイースターの幸いを思い出させてくれる。この写真では色も暗く、隙間が多いが、もっと鮮やかな真っ赤で大きく隙間なくなっている時もあり、いつの間にかクリスマスレター用の家族写真の背景などに使われているらしい。ある日の土曜日、休みでカーテンも開けずに日中ぼーっとしていたら、何やら玄関前でごそごそ音がするので覗いてみると、家族写真撮影の真っ最中。背後に変な顔が映りこんでもいけないので慌てて首をひっこめた事がある。
少し伸びた授業の後、つい最近生まれたS宣教師のところの赤ちゃんをお祝いするベビーシャワーの準備。甘いのとしょっぱいの、というお題のスナックは、パイ生地でも作って焼くかと思っていたが、M宣教師からの食材を中心に簡単に作れて感謝。お母さんのために簡単な食材、というお題も、先日届いた日本のレトルトカレーを少し、日本からのとり天の粉で作ったとり天と、先日頂いた蜂蜜を使った鶏唐揚げの冷凍、で準備できていたのだが、直前に知らされた上のお姉さんが誕生日というのと、前から知らされて考えてはいたが若いご両親向けに羊飼い的な親的なみ言葉を、というカードに手間取って、プラス週末からの頭痛もあって遅くなってしまった。上のお姉さんが今日昼寝をしていなかったこともあって早めに切り上げたそうで、諸々は主催者のR宣教師のお子さんが届けてくれることになった。
写真は辞書。良い辞書が無いとここでついつい書いてしまっていたが、ある日先生が、「重いから今日は置いていくわ。預かってて」と置いて行かれた時に撮影。なあんだ、こんな分厚いのがあるんじゃん、と開けてみたら、残念、英語からスワヒリ語を調べる辞書だった。後で聞いたら、アメリカ人の人が本国で買ったものを置いて行ってくれたとの事。聞いた所1万円位との事で流石辞書値段。ナイロビに行けばこの位分厚いのが数万出せば手に入るとの事。今度ちゃんと見てみたいが、ラップのような物でぴったり包まれて売られていたら日本で買うように比較が出来ないかも。
今週はスピリチュアル・エンファシス、と日曜日に予告されていたが、今年はキタレという町からP先生を招いてメッセージを取り次いで頂く。テーマは「召命と仕事(コールとキャリアワーク)」で、コロサイ書の3章22節近辺などが開かれた。どんな仕事も礼拝で、仕事は呪いでなく喜び、になっていますか?喜びからエクセレントな良い仕事になってますか?との問いかけに、今の自分の「仕事」は語学学習だけれども、こうして理解と時間を頂いてしているのだから、もっともっと…と思わされた。
今期再赴任してからずっと調子の良かったイーサネットが全く使えない事が分かり、「ついに来たか・・・」と思ってしまう。病院のWi-Fiのアンテナは、今期は住居付近ではほとんど見かけない。そのための携帯のモデムだったのにアンテナが無かったり購入しておいたテレホンカードが使えなかったり。知る限り緊急事態はないので今日はあきらめる。
写真は先日の「しずくのぼうけん」で欠けていた部分を。最初の写真は普通の雨樋で、地面の排水溝に雨水が行くようになっている。同じ屋根の反対側では、雨樋から大きなタンクにたまるようになっている。タンクの下に蛇口がついているのでそこから各々の鍋などに汲んで、煮沸するなりフィルターにかけるなりの処理をして飲み水となる。
スワヒリ語の先生から連絡があり、お子さんの病気で病院におられるということで今日は授業は中止になった。昨晩から午前にかけてなんとか宿題は一応済ませてあったが、昨日の授業の最後に、セリフのない4コマ漫画のような本を見ながら「(今まで習った事を生かして)会話を作ってみましょう」というのがあったので、録音を聞きながら文章に起こしていたところだった。授業前に終わりそうもなかったので丁度時間が出来て良かった。最後に先生がお手本で話してくれた文章から始めたが、それでも言葉の合間に挟まる目的語など聞き落としたりするので数回聞き直しながらの作業となった。次にその前に自分が作った文章の部分を起こし始めたが、先生の助け舟を沢山もらいながら、それでも自分で考えた文章を作るための単語がすらすらと出てこないので「うーんと」「えーと」が多くて、聞き取りに時間がかかること。しかも、一旦作ってみた文章を、結局訂正されて丸々入れ替えたりした場面もあるのでさらに時間がかかる。先生の部分は、文章の抑揚とか切り方などのお手本にもなるのだが、こちらはブツ切れの連続なので全く参考にならない。半分起こした所で時間切れ。
Jさんの用事を済ませ、昨日夕食に2倍作って凍らせておいた残りを温め直して食べてからスピリチュアル・エンファシスの2日目へ。 日中は、例年の他の講師の先生と同様、時間を決めて病院の各部署でメッセージを語って下さったとのこと。水曜日の朝は手術室スタッフやほとんどの医師、それから内視鏡スタッフとの合同と知っていたが、悩んだ末に断念。 今晩は昨晩よりも出席者が多くなってきていて良かった。昨晩も会衆の多少にかかわらず全力で語って下さったのだけれども。同じテーマをさらに掘り下げ、「世俗的」「聖職的」の区別なくすることの大切さ、例としてシャデラク・メシャク・アベデネゴはいわゆる世俗的な仕事にあたっていたけれども…とか、壁の再建にあたったネヘミヤの例などがあげられた。彼の仕事ももともと王様の毒見役だった。ネヘミヤからは、仕事に集中する大切さ。52日で完成、と語られていて、そんなに早かったっけ、と自分の不勉強を恥じる。それよりはやや長い時間が与えられているが、どこまでスワヒリ語の完成度を高める事が出来るか。
帰ってから、今日一日、Jさんのいる時間帯にした方が焦がすリスクが少ないと思って一日煮ていたオレンジの皮に砂糖をまぶして冷凍庫に収納。自分では買わないけれどM宣教師の所から頂いていたカスターシュガーをめでたく終了。先日焦がしてしまったレモンの皮の方も、今朝半分以上使える事が分かってほっとした。ゲストのデザートを作る時などに香りものが少なくてさみしい時があるのと、地元の人から買っている牛乳を殺菌のために沸かした時にとれる上澄みが「バター」として使えて重宝するのだが、なんというか牛臭い?ときがあって、細かく刻んでにおい消しとしてクローブなどの香料と一緒に入れたりしている。
写真はようやく撮れた新500シリング札と新1000シリング札。9月30日以降、旧1000シリング札は使えなくなる。
There is no video clip yet
There is no video clip yet
There is no video clip yet
There is no video clip yet
Baylee Osinski
11.10.2020 20:17
Games
Zane Little
10.10.2020 06:46
bluetooth
Carley Denesik
06.10.2020 01:08
Platinum
Earnest Lind
05.10.2020 19:45
Licensed Granite Computer
Jairo Krajcik
05.10.2020 00:56
Supervisor
Morris Crona
03.10.2020 20:12
District
Lois Osinski
26.09.2020 14:46
incentivize
Mazie Kautzer III
22.09.2020 15:04
intangible
Rusty Zboncak
19.09.2020 05:47
Toys
Zelda Kirlin
14.09.2020 15:53
Unbranded
Ardella Hills
09.09.2020 19:58
JSON
Rasheed Torp
06.09.2020 09:57
Analyst
Kaya Lindgren DVM
03.09.2020 17:12
internet solution
Delfina Crist
03.09.2020 12:37
Central
Santos Feeney
01.09.2020 10:38
archive
Dr. Delta Cassin
19.08.2020 08:21
withdrawal
Brandy Greenholt V
18.08.2020 13:05
multi-byte
Arielle Dach
14.08.2020 20:29
Branding
Gay Cruickshank
12.08.2020 05:41
Djibouti Franc
Aliza Reinger
04.08.2020 19:22
SSL
Ottis Johnston
04.08.2020 12:48
index
Jakayla Witting
31.07.2020 07:45
Optimization
Jacky Fay
28.07.2020 06:20
SSL
Louie Dooley
27.07.2020 21:01
interfaces
Antonia Satterfield
27.07.2020 08:19
Ergonomic Cotton Chips
Allene Fahey
11.07.2020 00:13
Auto Loan Account
Ivory Konopelski
10.07.2020 15:54
Polarised
Aaliyah Murphy
10.07.2020 06:01
connecting
Alexie Reinger DVM
09.07.2020 09:47
Outdoors
Angelina Jakubowski
08.07.2020 23:58
black
Georgette Williamson
04.07.2020 09:22
calculating
Russell Abernathy
04.07.2020 04:12
Future
Austyn Ryan
01.07.2020 12:35
Money Market Account